この時期になると、もう銀杏が落ちているのです。
先日は強風だったため、かなり沢山落ちていました。
オイラが小さい頃は、この近所の方々もまだまだお元気で、
皆さんこぞって拾いに来ていました。
ちょっと風が吹けば皆が動きを止めて空を見つめ、
ギンナンが落ちた処へ一目散。
相手が子供だろうと容赦なく競い合っていました。
殆ど収穫がない日なんてザラにありました。。。
それが今や、周辺の皆さんは高齢になり、
ギンナンを拾いには出かけなくなってしまいました。
ここで人と遭遇するのも稀となってしまいました。
たま〜にお散歩に来られる方々が仰います。
「昔はよく拾ったけれど、拾うのも洗うのもしんどくて…」
たしかに、今のオイラにとってもキツイ作業。
腰や腿が筋肉痛に襲われるもの(T▽T)
外で洗うのも激烈寒いし、ほんと一苦労。
でも、この苦労を乗り越えれば『美味しい』が待っている。
せっかくいっぱい実っているのに、
誰も拾いに来ないので、毎年大量に落ちたまま。
銀杏の木も、人が集まらなくて寂しそう。。。
いつもお世話になっている銀杏の木です。
手で触れてみると暖かくて、
とても心地よい素敵なエネルギーを感じます。
この神社は、年々木々が減らされていっています。
昔は鬱蒼としすぎていて、一人で拾っていると怖くて怖くて
女子には堪らなかったものでした。
変な人がタムロするような場所だったためか
(地元高校のヤンキーとかとかね)、
犯罪防止策で採光を取り入れることとしたのでしょうか。
神社はすっかり明るくなってしまいました。
後ろ側は全て木と藪で、光なんて全く見えなかったのに。
(矢印は銀杏の木)
明るくなって良いにはよいのですが、
何もしていない木が切り倒されてしまうのは悲しいことです。
数年前にお気に入りの大木が切られていた時は、
あまりのショックに失神しそうでした。
神社の入り口にある銀杏の木もまた、
隣家の敷地への実の落下がクレームの対象となってしまったのか、
枝がバッサリと切られていました。
ある程度の大きさの実が着いた状態で…。
せめて実る前に切られたのなら、
銀杏もそれなりの準備ができたでしょうに。。。
この家の主も世代交代して、
家の周辺を明るくしたかったのもあるのかも?
神社同様に、昔は藪と木々で埋もれたお宅でした。
弱りつつある銀杏の老木に光を当てるべく、
管理の手を入れたという線も考えられるけれど、
神社って、明るいと神様が降りてこられないんですよね。
だからあえて鬱蒼とした環境に造ってあるのだとか。。。
